ラジエントヒーター　欧米で人気がある理由

ラジエントヒーターは欧米で人気があるらしい、というか欧米では主流のシステムです。
日本だとIHクッキングヒーターが人気です。
どうして欧米はIHよりラジエントヒーターを好む傾向があるのでしょう？

■　IHは第二のアスベスト

アスベストは石綿(天然鉱石の一種)で、断熱材や絶縁材に使われます。
しかし、肺がんを引き起こす確率が高く、健康被害が出ています。
IHクッキングヒーターは向こうで「第二のアスベスト」と呼ばれているそうです。
(現在のところ、日本でアスベスト被害はありません)

■　遠赤外線

欧米でラジエントヒーターが人気ある理由の一つが遠赤外線で調理できること。
簡単に言えば、炭火料理ができるわけです。
IHは熱効率が確かに高いのです。

しかし、IHはお鍋に対して電磁誘導をおこし、温めます。
遠赤外線は出ない仕組みなんです。
ラジエントヒーターはニクロム線の過熱により、遠赤外線を産みます。

欧米のイメージとして、休日はバーベキューを行っています。
外でお肉を炭火を使って焼きます。ガスではありません。
(もちろん、IHでもありません)

一方、日本はあまりバーベキュー文化が盛んでありません。
また、炭火を使って調理する習慣もないのです。
すなわち、遠赤外線がもたらす良さについて、あまり知らないのですよね。

「焼ければなんでもいいや」
実際、そう思っている方が多いと考えています。

でも料理をしたら、味に違いが出ます。
(ご飯をガスで炊くか、炭火で炊くか、電気ジャーで炊くかの違いです。
食べてみると分かりますが、圧倒的に膨らみや美味しさに差が出ます)

■　まとめ

欧米は遠赤外線を使う文化がある
欧米でIHは「第二のアスベスト」扱いされている

ラジエントヒーターは熱効率が低いというデメリットがあります。
しかし、近年は技術開発によって、その問題を克服しつつあります。
ラジエントヒーターは炭火を使って料理を楽しむようなものです。

美味しさを追求するならぜひ、ラジエントヒーターを使ってみましょう。

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